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October 05, 2017

歴史知と学問論

縁あって、最近、石塚正英先生の学問的成果の一端を知ることができた。

いろいろ自分の身の回りの学問的課題(負債とも言います)が少しは片付いたので、久しぶりにじっくり取り組めそうです。

中でも、「歴史知と学問論」という本を入手できたが、長年なんとなく思っていたことが、氷解していくような内容だった。先生は西洋の歴史哲学の研究を基礎としながら、歴史知や文化史にアプローチされている。

先生の姿勢に共感するのは、身近なところで実践を繰り返し、自分の理論を精緻にしていく部分である。

これは、地域にも分け入っていかねば、なかなか成果は上がらない。

一方で、いわゆるお国自慢的な郷土史研究にとどまらない。日本列島周辺や世界に視野が開かれている。こちらも自分が目指しているところと一致する。

考古学にも先生は関心が深いようである。経験に基づく知識や借り物の理論ではなく、地に足がついた歴史哲学を知りたい考古学者には、一読をおすすめしたい。

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