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October 07, 2010

難題「弥生文化」

弥生文化は苦手である。と思ったらそういう人は結構いるらしいので少し安心。逆にその分縄文や古墳が分かっているのかというと決してそうではないが…。

とにかく今言えそうなことは、弥生時代や文化というのは、主に水田稲作農耕に伴う文化という近代日本考古学の定義によるものであって、他のくくりや定義をすれば違う時代や文化の設定はできはしないかということだ。

弥生土器の様式は確かに前期から後期まで、縄文土器研究者からみると一貫性がある(とくにセット関係)。しかし、一方で、前半は石器時代で後半は青銅器・鉄器時代である。

水田稲作は私の見るところではアジアの中ではどちらかというと南方起源に思えるが、弥生文化の精華とでもいうべき青銅器や勾玉、さらにそれに伴う祭祀は北方的である。

縄文時代や文化もアジアの南北の文化が錯綜しているが、文字通り錯綜していそうで、そのことを持って縄文時代や文化を二分することは難しそうだが、弥生時代や文化は転機があるような気がする。とくに長野県域を含む東日本では、はっきり見えてきそうな気がするがどうだろうか…。

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