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February 2009

February 14, 2009

ようやく役に立った醒世恆言

知り合いのお店の人(中国人)から歴史が好きなら、この本を読んでみたらと、勧められたのが
「醒世恆言」

「ただ、面白い話もあるけど、つまんないのもあるから、貸してあげるから、それで買うかどうか判断してもいいよ」と言われたのだけどなんだか忘れてしまいそうだし、ポケット判で値段も安かったので、購入してみた。

ざっと見てみると、なんだか古典的な漢文のようでもあるが、現代の中国語とも似ている。

たとえば
定哥笑道:「你這妮子真個害風了!我無男無女,又沒姑娘小叔,女待詔來替那個做媒?」(金海陵縱欲亡身)なんて部分があるが、なんとなく現代中国語風な感じがする。だけど、意外とさっと読めそうで読めないし、とっつきにくくて約1年間ほっておいた。

ところが、たまたま「金虜海陵王荒淫」のざっと内容を知る必要が出てきたところ、なんと「醒世恆言」の「金海陵縱欲亡身」がだいたいおんなじなんだそうだ(もちろん厳密には違うらしいが、おおよそのあらましを知るには十分らしい)。

インターネットでも探せそうだけど、「醒世恆言」が家にあることを思い出した。うーむようやく本気になって読んでみる。まあよくはわからないが、「金史」の本紀の海陵王の部分より、なんか会話調になっていて、ずっと親しみやすい(正史の「三国志」と小説の「三国演義」の関係のようなものなのか)。

常識的には正史が正しいのだろうけど。魯迅先生のいういように、こういう稗史にも見るべきものがあるそうだ。正史は正史で時の権力者におもねるから、そういう部分を注意しないといけない(「吾妻鏡」と「平家物語」の関係。前者は北条氏におもねっているとのこと)。


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February 12, 2009

女真文字と簡体字

中国の簡体字を作る時にすでに民間であった簡略字をたくさん採用したことは有名である。以前このブログで簡体字は北方で多く使われる傾向にあることや女真文字や契丹文字と雰囲気が似ているのでなにか関係はないかと述べたが、そのヒントになりそうな論文を見つけた。

張秀民の「遼金西夏印刷簡史」である。これによると金は印刷業がとても盛んでおもな中京(現在の北京)や南京(同じく開封)以外でも平陽などの地方都市で印刷を盛んに行った。

とくに平陽の印刷業は独特の発達をし、たくさんの印刷用の特殊な文字まで作られた。これが現在の簡体字と共通するものが多い。

とすると、女真の金統治時代に、簡体字のもとになるような漢字が創られたということは、やはり間接的に関係しているかもしれない。ありがたいことに女真文字一覧の良いものをいただいたので、ちょっとじっくり眺めてみようか。

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February 11, 2009

ロシアの考古学~ロシアの声より

「ロシアの声」のホームページを見ていると、ロシアの考古学についての記事を目にした。

オリガ・ザルバイーロヴァオーリャさんという「ロシアの声」の職員が日本の聴取者に答えたものであるが、なかなか秀逸。オリガさんなかなか詳しい。

この中で、チジュルチジェンスキイ人(女真)のことを紹介されているが、翻訳も参考になりました。

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February 05, 2009

コロンボにはまる

英語が大事だということを痛感した。右翼とか左翼とか関係ない。英語帝国主義とかいう人もいるけど、ある程度仕方ないと実感した。人生時間が無限じゃないからいまさらエスペラント語は無理。相性っていうのもある。なんだかんだ言っても英語は昔からやってきた。オバマさんの演説を聞いていると、感動する。これもたぶん英語の力なんだろう。「Thank you. Thank you. Thank you so much.」「Change. Yes, we can.」なんてのをすぐ真似して悦にいる。こういうお調子もののところが語学が大成しない原因だろうけど、仕方がない。

言語学のT先生に英語の勉強法を直伝いただく、ipodは買ったし、英文法(のっけから名詞のa、the、複数にニュアンスの違い。なるほど~。先生ははじから読むんじゃなくて、わからないところを読めって感じだったが、読んでも面白い)に新しい英英辞典(こちらはまだ買っただけで使っていない。英作文の時いりそうみたいだ)

あと衝撃的だったのが、好きなドラマをたくさん見るというのがあった。最初シャーロック・ホームズにしようかと思ってたが、何度も見ていてあらすじ知っているし、まあそれでも英語の勉強には良いかもしれないが、せっかくなら面白いのが良いと考え、「刑事コロンボ」完全版を購入。

これが面白いってなんの。むかーし見たはずだからなんとなくは覚えているんだけど、あらすじは忘れているので、思わずのめりこんでしまう。いいねコロンボ。ピーター・フォークが絶品。小池朝雄の「うちのカミさんがね」はあっさり「My wife says」だったりして拍子ぬけ。

でも覚えるのが、殺人(murder)、義理の母(stepmother)、身代金(ransom money)とかをどんどん覚えてしまう。こんなんでもいいのかな。あとおもしろすぎて英語の字幕をよく見なくてもドラマについついのめり込んでしまうのだけれどもいいんだろうか。もっとメモったリしたほうがいいのかな。ただ、1話だいたい90分なので、我が家でこれを見続けるのは結構大変。T先生は1日3時間韓国ドラマを見るっておっしゃっていたけど、うちはヨメがおこりそう。今、中国語のドラマを探すんだと息巻いています。だれか中国語と英語が両方でてくる(もちろん字幕も両方)ドラマを探して~。

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February 01, 2009

一年の計

今年の抱負と決意を

①2月中に縄文はとにかくまとめる。W先生の講演録を本にしたものを手に入れた。先生の本は示唆に富む。応援歌だと思ってよーく考える。

②ロシア・中国東北関係は①のあと3月中にまとめる。縄文が終わったらこれだ。もう90パーセントくらいまで来ている。でも事実関係の確認にはそれなりに時間がかかるだろうけれど、これはあわてないでやりたい。それでもテキストが電子化されるのは大きい。

③ドイツでT先生にいろいろ教えていただいたことは、一生わすれません。ただあとは実行あるのみ。でもよくよく考えてみると高校や大学の時に、諸先生からやれといわれていたことと重なることが多い。受験英語もまんざら捨てたもんじゃない。でも刑事ドラマ(私の場合はコロンボにしましたが)が勉強に役立つなんて。これを見終わったら恐竜家族に突撃!こっちは字幕が完璧じゃないから少し工夫がいりそうだけど…。

④各国の先生方に言われた諸課題を5月ぐらいまでにクリアする。締め切りも5月だから延ばせない。①の課題と密接に関係がある。全部英語だ…。一部ドイツ語もある。ドイツ語はどうするか。これはその次のステップ。

⑤秋11月に学会が二つ。いつも自分が発表することばかりだけど今度はお招きするのだから粗相のないように頑張ります。

⑥弥生を考える。こちらも秋までにチャンスをいただいた。弥生だけを考えなくてはいけないのではなくて、縄文から古代・中世までの流れを考えて、自分なりに弥生文化の流れにチャレンジしたい。これも11月だけど、内容は8月くらいにはまとめたい。

以上今年の上半期の目標です。

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