復元と復原
リンク: link74.
以下上記リンクHPより引用
>>(327)(正)復元(ふくげん) /(正)復原
(正)歴史資料館に平安京遺跡の復原模型を設置する。
(コメント:「ふくげん」は、「復元」とも「復原」とも書く。漢字の使い分けを示す辞典には、前者は「はじめの状態に戻すこと。また、戻ること。『壁画の復元』『弥生(やよい)時代の住居を復元する』」、後者は、「前にあった位置に戻すこと。また、戻ること。『復原する力』『傾いた船が復原する』」のような違いを記すものもある。しかし、多くの国語辞典では、同一見出しの下に、「復元・復原」をこの順で掲げており、意味の違いで漢字を書き分けることはしない。新聞では「復元」を統一表記としている(「ふくげんりょく」は「復原力」と書く)。「復原力」「復原性」などに「原」がよく用いられるのは、「学術用語集」の地震学編や船舶工学編などに掲げられている用語に基づく。)
復元が一般的で、復原が狭義の用語のようである。復原はもともと船舶工学などの学術用語のようである。文化財では、「復元住居」のような表示が多いと思うが、建築では、平城京朱雀門の「復原」のような使い方もあるのは、どういうことなのか…。
前の記事を参考にすると、建築では、当時の材料と技法を使って補修するのが「復原」、現代の材料と技法を使って補修するのが「復元」となるので、一般社会での使い分けとはちょっと違うようなので、注意が必要のようだ。
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