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October 2005

October 30, 2005

安志敏先生逝去

 中国の著名な考古学者、中国社会科学院考古研究所元副所長、安志敏先生が病気のため、2005年10月26日2時50分、北京で逝去。享年81歳。
 11月1日午前10時から八宝山公墓大礼堂で葬儀が開催されるとのこと。

 20年前、京都に来られた安先生に一度だけ講義を聞くことが出来ました。講義のあと質問を本当にすぐ近くで日本語でしたのですが、当時は先生がどれほどの有名人かもしらないで、今から思えばもっといろんなことを話せばよかったと後悔しています。先生のご冥福をお祈り申し上げます。合掌。

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October 25, 2005

模造と複製

 模造…見て真似て作ること。
 複製…型をとって似せて作ること。
 らしい。

http://www.kyotobank.co.jp/takumi/bunkazai2.html

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October 03, 2005

うしなわれた10年というが…

 よくバブル崩壊後の日本を指して失われた10年というが、私にとっては、この10年間はどうだったのだろうか。

 情報化の世の中とはいっても、考古業界も様子を見ている人がほとんどである(私も含めて)。新しい説を出したからといってすぐには反応がない(良いでもなければ、悪いでもない)。学生時代「ああ~、あの人はまた似たようなネタで論文書いているな…」と思ってみていたものだが、やはりそれはそれだけの理由が有る。

 勿論、論文を量産したい人は一粒で二度おいしいどころか三度四度と書くのだろうけど、社会的?に追い込まれるというか、本人が忘れかけそうになると、いろいろアプローチや依頼があるのでこういうことがある気がする。だんだん世間も自分も熟成していく時間はどうしても必要らしい。

 そこらへんどうしても著者と世の中には、タイムラグというか意識の差が有るようで、本人は論文を書く前段階が一番研ぎ澄まされている。(誰かに先を越されやしないかとか…)。ところが投稿して、掲載が決まって、ゲラ段階ぐらいになってくると段々興奮は沈静化しつつある。いわんやペーパーになっている頃には、興味は他の分野に行っていることがママある。それも、ペーパーになってから半年以内ぐらいに反応があるとよいのだが、2年以上たっていると、本人が忘れている(けなされている場合はまだしも、誉められたりしてもなんのことかよく実感できない)

 それにしても、同じ考古学の分野でも時代や地域が違うとかなり手法が違うことがある。自分の得意なところでいっぱしの顔をしていても、違う時代だと気分は学部3年生くらいの気持ちに戻る。自分の不得意な分野について、熱心に弟子に聴いて勉強されている大先生がいたのだけれど、これってなかなか出来ないことだと思う。でも、それを間近で見ることができたので、おかげで私もちょっとはこういうことをやってみようと思う勇気がすこーしある。非常に幸運なことだった。

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韓流以前以後

 ペヨンジュン主演の「四月の雪」が苦戦しているらしい。韓国では苦戦どころか「日本向け」と酷評されているとのこと…。この映画を見ていないので、なんともいえないが、まあ韓流スターの映画ならなんでもヒットするわけにはいかないだろう。ペヨンジュンさんは国際的スターになると思う。また違う作品で頑張ってほしい。なんでも今歴史スペクタルで広開土王を演じているとのことで楽しみ。

 でも韓国映画の実力は一朝一夕ではないことも確か。韓国ドラマが日本で大流行する以前から、韓国の映画にはなかなか味のある作品があった(必ずしも韓国でも大ヒットではなかったらしい)。
 「我らの歪んだ英雄」「灼熱の屋上」「あの島へ行きたい」…なんかが好きだ。
 「我らの歪んだ英雄」については、また詳しく述べることがあるだろうが、「冬ソナ」の舞台と同じ江原道だ。江原道は、韓国でも典型的な田舎なのだろう。ソウル(都会)対江原道(田舎)という対比がこれでもかと出てくる。自然や風景は同じでも、演出が違うとこんなにもイメージが変わるのかと思うくらいだ。でも、「冬ソナ」ファンには見てほしい。チュンサン(ペヨンジュン)やサンヒョク(パクヨンハ)の父母が子供の頃って、たぶん「我らの歪んだ英雄」のようだったはずだ。エレガントな子供の世代とは違うこてこての韓国の田舎。すばらしい…。日本の田舎とシンクロする部分と決定的に異なる部分が交錯する。
 
 ところで「シュリ」(ハンソッキュ)や「JSA」(イビョンホン、イヨンエ)はもう韓流ブームと重なってくるのだろうが…。ここらへんは、もう現代映画で、日本でもヒットするような作品は普遍的な面白さがあるけれど、コテコテ韓国風味がちょっと薄くなってきている。歴史的・政治的背景はいかにも現代朝鮮半島ならではの設定だけど、人間ドラマとしては昔の作品に比べて平板だと思う。

 そういう最近の作品の中では、ハンソッキュの「八月のクリスマス」(「四月の雪」のホジノ監督)が私は好きだ。しぶい名脇役シングさんいいですね。(主人公の父親役、いい味出してます。日本で言えば高品格さんというところでしょうか…)日本でリメイクされるらしいけれど、シムウナの役をどうゆう職業にするか…。人びとに怖がられているが、嫌われてもいる職業にしてほしい…。ここらへん日本の演出だと曖昧にしそうなので心配だ。(職業差別は日本ではタブーなんだろうけど)

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