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February 2005

February 28, 2005

お追従の方法と実際

 昔BCL(Broadcasting Listener・直訳すれば放送聴取者。当時は海外の短波放送を聞くことを趣味の意味)がはやっていたころに、人気があったのが、北京放送とラジオ韓国であった。どちらも聴取者のお便りをよく読んでくださるということと、ペナントやベリカード(受信証明書)の種類が様々で、サービスが良かったこともあったと思う。この2者に続いてモスクワ放送、自由中国の声あたりが続いていたような気がする。(BBC、ドイチェ・ヴェレ、ラジオ・オーストラリアファンは別にいた)
 ところで、大人気というほどではなかったが、独特の口調と日本のマスコミでは決して聞けない論調で一部にマニア的な人気があったのが、朝鮮中央放送だった。
 さて、ベリカードをもらうために、番組の感想を書くのだが、ただ「おもしろかった」では能がない。そこでお便りの時間で読まれるにはどうしたらよいか、各放送局に対して「お追従」がはじまる。
 ただ、これもある程度なれると、お追従の仕方が、BCL仲間の間で伝授されてきて、ありきたりのお追従ではものたりなくなる。そこで、友人の中には徹底的にお追従するのだが、奇妙奇天烈なメッセージを発信し、それがたまに読まれるのを楽しみにする人もいた。
 「日本の人民が愛読している少年チャンピオンの英雄『らんぽう』(らんぽうという少年とネズミが主人公のギャグ漫画)は、非常に面白く、貴国との友好関係を築くのに役に立つと思われるので、お送りします」なんていうのもあり、実際その人の手紙が読まれて、朝鮮中央放送のお便りの時間で「日本人民の友人『らんぽう』さんの資料ありがとうございました」なんて紹介されていたのでびっくり…。
 当時はどうしてこういう変な?手紙を紹介するのかと思っていたが、こういう情報が日本人拉致などに利用されていたのかもしれないと考えると怖い気もする。
 参考「私設 朝鮮民主主義人民共和国研究室」
 ●「朝鮮の声」放送で採用される手紙の書き方
 http://www.piks.or.tv/report/20041210-24.htm

 

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芥川賞とのろいの電話

 山本夏彦翁のエッセイの中で、芥川賞(を含めた様々な賞)を取ると本人のところには、お祝いの電話も来るが、のろいの電話も来るらしい。「なんでお前なんかが…。俺は苦節十年だぞ」と。
 お祝いの電話も決して本心からではなく、にくにくしげだ。
 では、そういう状態から抜け出すことがどうやって抜け出すか…。ここには無意識の嫉妬がある。嫉妬の原因から外れればよい。
嫉妬の原因とは、「同じこと」にあるらしい。
①同い年(もしくはその前後)である。
②出身が同じムラ(もしくはすぐ近所)。
③同性。
であることが大きな要素だ。(自分がそうだ)
だからこの逆をいけばよい。
①自分は10万何歳である(デーモン小暮)
②出身は聞いたことも無い山奥。あるいは実は宇宙人、異生物であった。
③性を超越した存在。如来、仙人、神様など。
③を目指すか…。

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February 26, 2005

メンソレとメンタム

 堤義明元西武鉄道会長の父康次郎氏が近江八幡出身というところから、堤元会長も近江商人の血を引いているというところまでは良かったが、「かつてメンソレータムを作っていた近江兄弟社というのはロート製薬に吸収されたらしい」という話が職場で話題になっていたが、もと滋賀県でアルバイトしていた私としては聞き捨てられない…。
 近江兄弟社はちゃんとある。
 http://www.omibh.co.jp/
 それには悲しい話があるのだ。かつてメンソレを作っていたが、近江兄弟社が今作っているのはメンタームである。実はメンソレータムは米国メンソレータム社のもので、近江兄弟社は販売権と商標を獲得し日本で販売していた。ところが近江兄弟社が倒産しそのときにメンソレの販売権と商標は返上し、これを今はロート製薬が使っている。
 http://www.dik.co.jp/seken/GOGEN/oro.htm
 ちなみにメンタムは「小さなネイティブ・アメリカン」だ。メンソレの「小さな看護師さん」もデザインも違う。

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February 25, 2005

シスアド

 現役の学生から「シスアド」の資格を持っていると就職に有利との話を聞く。ふーんそういうものなのかと聞きながら、シスアドって何?

 システムアドミニストレーターの略らしい。
http://trynet.cside.com/it/systemadmin.htmlより
 業務内容は、エンドユーザー(利用者)として、パソコンやネットワークに関する一定の知識と技術を有し、業務の円滑な遂行・改善を図るため、効率的コンピュータ化を進める役割を担います。

 具体的には、利用者側と製作者側の間に入って、業務やオフィスのコンピューター化の円滑な導入を図る、「仲介人」的な役割を果たします。
 もちろん、システム導入後は、その運用を任されることも多々あります。

 わかったようなわからないような…。

 そういえば今日「パスカード」というのを売り込みにセールスマンが二人来たが、新手の詐欺か?なんやらよくわからない。まあウチは買わないぞ。

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February 24, 2005

為国献身軍人本分

 これは安重根が旅順監獄の看守(だったか、とにかく旅順監獄の日本の刑務官)に与えた書の文句である。
 「国のために尽くすのは、軍人の任務である」この「軍人」、一説によると安自身のことではなく、安が書を与えた刑務官のことらしい。(ソウルの安重根記念館で教えてもらった)
 「あなたは自分の任務を遂行しなさい」。つまり、安に同情した旅順の刑務官らがなんとか安を助命しようとしたが、伊藤公を暗殺した安は自分の死刑はまず間違いないのだから、あなたたち(旅順監獄の刑務官)は自分の職務に忠実でいなさいという意味らしい。
 韓国の人は、確かにかなり原則主義を貫く(日本人から見ると)。しかし、同時に安のような考えを持っているようである。民族意識も強いが、国家に対する忠誠心を尊ぶ。そして立場の違いも理解しているのである。(公式の場では言わないだろうが)
 だから、「日本の外交官」である高野駐韓大使日本の主張を堂々と述べてください(変にこびるとそれはそれで侮りの対象になりかねないのではないでしょうか)。罵詈雑言もあちらの文化ですから、それは覚悟の上で…。

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ナマコの眼

 鶴見良行先生の「ナマコの眼」以前面白そうだと買ってきた本だったが、あまりに大部でさらっと読んだだけでほっておいた。
 ひょんなことから今読み返しているが、なかなかのものである。ナマコをテーマにしただけあって、さすがの鶴見先生もこんなことは知らないんじゃないかということまで、ちゃんと網羅してあって恐れ入りました。
 実は読んでいて気づいたのだが、先生の授業を一般教養の経済学でとっていたのだった。当時、先生は主にバナナの話をしていました。(言われてみれば先生の著作に「バナナと日本人」岩波新書という本がありました。)そのころは先生の話の意味が今一わからなくてぼーっと聞いていたんでしょうね。授業の内容をあまり覚えていません。残念!

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February 19, 2005

砂漠に小便…

「砂漠に小便しているような気持ちだ」とある人がおっしゃられたが、そういうことってありますね…。
 市民向けの本とは言え、歴史の本で

 弥生時代の終わりごろ邪馬台国が日本を統一しつつあった。
 4世紀にヤマト王権が日本を統一した
 卑弥呼が魏の皇帝からもらった鏡をヤマト王権が日本の各地方の首長に配布した。

 内容も内容なのだが、ここでも故意か無意識かわからないが、日本という言葉が安易に使われている気がする。おそらく著者に聞けば、日本列島の意味だというのだろうが…。ヤマト王権も単に「大和朝廷」と書いちゃまずいので、書き直しているだけなのでしょうね。残念!

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February 17, 2005

蘭学事始

 「蘭学事始」の内容はよく知っているが、実際はいったいどういう本なのかちゃんと読んだことがないので、長野市内のT古書店で購入して読んでみる。岩波文庫でそんなに厚い本ではないので、すぐ読めました。
 それにしても、蘭学が始まった頃は、ろくな辞書もないのだからその苦労はいかばかりか。福沢諭吉は涙したという。
 杉田玄白さんは最近の研究では、解体新書の「翻訳」には関わっていなくて、前野良沢が実際は活躍したとも言われているらしい。
 しかし、杉田玄白は「お金」と「人徳」があった人のようだ。前者はこういう当時としてはすぐにお金にならない翻訳を何年もやれたことからわかる。当時から医者は金持ちだったのだろう(なんでも○毒治療を得意としていたらしい)。後者は「腑分け」を幕府の役人を通じて、やれたことである。蘭学事始にはさらっと町奉行の配下の役人が知らせてくれたことになっているが、これって杉田玄白がそうとう町奉行所などに食い込んでいたからできたことなのだろう。
 学術的には前野に劣るかもしれないが、おそらく清濁あわせのむような杉田あっての解体新書の翻訳はあったのだろう。誰かここらへん小説化していないのか…。

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February 15, 2005

恐竜家族

 映画「MIB」結構面白かったのだが、アメリカのホームドラマなどをいろいろ茶化しているシーンは、オリジナルを知らないからもう一つピンと来ないところがあって残念。
 タブロイド誌(たぶん東スポみたいな内容なのか)が実は真実を報道していて、ニューヨーク・タイムズなんか読んでいても駄目だというシーンは笑えました。
 さて、「MIB」を見ていて急に「恐竜家族」を思い出しました。少し前には何度かNHKで再放送されていましたが、今は何か諸事情があるようで、ビデオやDVDもなく、見ることができませんが、これは非常の笑えました。風刺の鋭さはMIBや猿の惑星どころじゃありません…。社会問題だけでなく、家族の力関係が日本と似ているところと違うところがあらわになっていてこれまた笑える。
 やはり「恐竜家族」にもフリークの人が居て、あらすじや見所を解説している。下の二つのホームページはおすすめ。
海外ドラマの英語(恐竜家族)
海外ドラマ総合データベース(恐竜家族)
上のホームページにリンクしてあったのですが、オランダの恐竜家族ファンの人が作っている非公式恐竜家族ホームページも笑えます。
The Unofficial Dinosaurs Homepage

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February 09, 2005

サッカー対北朝鮮戦

 苦しみながらも日本勝ちましたね。サッカーは野球のように試合に切れ目がないから、見ていると他のことができません。前半は見ていましたが、ハーフの休憩から後半にかけて風呂に入っていたら同点にされたようです(サッカー見ないで風呂にはいっていたため、毒蔵に非国民呼ばわりされました)。それでもロスタイムに勝ち越したようです。良かった良かった。
 話変わってそういえば、ロペスさんって最近見ないけどどうしたのか…。急に思い出しました。

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February 07, 2005

「ドクトル・ジバゴ」と「百年の孤独」

 私は学生時代に友人から「ドクトル・ジバゴ」のようだといわれたことがあった。当時はパステルナークのこの本を読んだことがなくて、なんのことやらわからず「なんだそれって」(ドクトル・マンボーの親戚か)と聞き流していた。
 のちに映画のドクトル・ジバゴを見て、これは誉めていたんだろうなとわかってその友人を見直したものでした(ジバゴほどのロマンチストな詩人でも、情熱的な理想主義者でもありませんが…)。
 一方、ほぼ同じ頃にゼミの演習の発表の後、私の発表を聞いた別の人から「ところで、君は『百年の孤独』みたいだな」といわれて、これまた「百年の孤独」がガルシア・マルケスの小説とは知らなかったもので、当時は「俺はそんなに寂しそうに見えるのか」と思ったものでした。
 実にそれから20年後はじめて「百年の孤独」を読んでいるところですが、はたしてその人はどういう意味で言ったのか…。わかるのが怖いような…。

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February 05, 2005

司馬遼もやはり関西人

 知人から司馬遼太郎の「義経」を貸してもらう。上巻読み終わる。まあ結構面白い。義仲がすごい田舎者に描かれている(平家物語がそうなのだから仕方ないか)。それにしてもやはり晩年はどうだかわからないが、はしばしに司馬遼太郎はやはり関西人をうかがわせる描写がある。東北なんか地の果て、関東は蛮夷の地だと思っているような…。
 さて、よく飲み会で「お前は関西系か」と長野県で言われることが有る。これがいい意味ではないから考えてしまう。どこらへんが関西系なんでしょうか。(こういっている本人は自分が信州系だとは思っていない。関東系ないし東京系のつもりなんでしょうね)
 それにしても自分の居るところに誇りがもてないことは不幸なことです。
 

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